遊牧民族が家畜と命を共にすることと
工場畜産は同じものではありません

ライオンがシマウマを殺すことは弱肉強食と言えます。
人間が動物を工場畜産で殺すことは 弱肉強食ではありません。
搾取、弱いものいじめです。
工場畜産は人間の生存手段ではなく、大量生産大量消費大量破棄を前提に作った経済システムです。
実際 日本人は畜産を『経済動物』と名づけています。
遊牧民族が家畜と共に生き、必要な時だけ彼らの命を最小限もらうことは
先進国の人間が行っている 工場畜産とは次元の違う事です。
畜産現場をTV放送することはできません
倫理に反するからだそうです

工場畜産が非人道的というのは 私の意見ではありません。
全世界共通の認識です。
畜産の現場をSNSに投稿すると、
『暴力』『いじめ』『モラルに反する』『人を傷つける行為』『非人道的』と警告され削除されます。
実際 私の周りの人も見せようとしたら 全員が拒否しました。
理由を聞くと『残酷』『悪夢にうなされる』『トラウマになる』『病む』『暴力的』と言われました。
シマウマを食べて病むライオンは居ますか。
私たちは食物連鎖の中には居ません

人間が工場畜産で作る畜肉を食べることは
食物連鎖ではありません。
ライオンが生きるためにシマウマを食べることと、
人間が大量生産 大量消費 大量廃棄を前提とした薬物まみれの工場畜産は全く別物。
食物連鎖とはライオンが最後に自らの死体を小動物に食べられて分解され土に還るまでのサイクルを指します。
人間はその輪にいません。居ないだけならまだ良し、
動物たちのその偉大なサイクルへの破壊行為を続けています。
「だから」と言う接続詞の意味を知っていますか

『人間は動植物の犠牲の上に成り立っている、動植物の命をもらわなければ生きられない』ことと
『大量生産大量破棄を前提に、動物を、物以下の扱いをし、残虐で非人道的な方法で経済活動に組み込むこと』は 関係ないことです。
なぜか 『人間は生き物を殺さなくてはならない』だから 『大量生産大量消費大量破棄して自然保護を意識せず非人道的な行いを生き物にする』 と主張します。

捨てたいから捨て、食いたいから食う。
何も考えたくない。
そんな自分を認めたくないので
「仕方がないので殺している、本当は殺したくない、感謝しているから大丈夫」
と偽善者ぶる。
その後ろには
「生まれてすぐシュレッダーされるひよこ」
「生まれてすぐゴミ箱に投げ入れられる水牛の男の子」
「生まれてすぐきんたまをもぎ取られる子豚」
「病気になったら床に投げつけて頭を割られゴミに捨てられる子豚」
が存在しています。